一人目

ジョンが部屋に行った後、全員が続々と自分の部屋へ行った。
（201はメアリー・202はトム・203はジョン・204はマイク・205はアリスという部屋割り。）

ほとんどの人間が、眠りについた。ただ一人を除いて・・・・

X（犯人）は全員が寝静まった頃を狙った。
いくら寝ているといっても音がすれば目覚めるかもしれない。そういう理由で全員に睡眠薬を飲ませた。これで準備は万全だった。

Xはトムの部屋の前に立った。
通常なら鍵が無くては入れないが、台所の近くにあるマスターキーを盗んできた。普通ならマスターキーにも鍵が掛かっており取れないはずなのだが・・・・・

「ガチャ」という音と共に部屋のドアが開いた。
ベットには薬によって熟睡しているトムが寝ている。
Xは笑いがこみ上げてきた。その笑いを押し殺してトムに近ずいていく。

ベットの横に立った。手に持っている物はナイフである。
Xはためらいもなく、ナイフでトムの心臓を刺した。一瞬でトムは絶命した。

ナイフには血がベットリと付いている。ベットには血が垂れていた。

Xはその死体をクローゼットへ隠してそのままその部屋から去って行った。

次の犯行へと向かうべく・・・・